ローン滞納はしたくない!あなたの適正な『住宅融資額』をご存じですか?


今日は、お金の話です。

ちょっと面倒そうな話だなー。
しっかり説明できるの? 大丈夫?
さて、住宅購入の第一歩は何だと思いますか?
僕は『自分たちの予算』を知り、現状を把握することだと思っています。
予算は「自己資金+住宅ローンの融資金額」で決まります。
近年、住宅ローンは比較的通りやすい傾向があり、一般にイメージされる以上の融資額を受けることが出来る状況です。
でも、だからと言って、無理な住宅ローンを組んでしまってはいけません。
住宅ローンの返済が滞ると、自宅を担保に入れていますので、最悪、競売にかけられ「住まい」を失う場合もあります。
予算に関しては、営業マンの言いなりではなく、予算の上限は自分でコントロールするべきなのです。
こんにちは!
朝の「おはよう」だけは、意識的に明るく声を掛けようと努力している晴です。
今回は、適正な住宅ローンの『融資金額』について記事を書きました。
本記事を読み終えれば、本格的な住宅検討を始める前に「私達の予算は○○万円です!」と宣言できるようになりますので、お進み下さい。
住宅の融資額の決め方
結論を言います。
住宅購入の借入金額については、月々のローン返済額から、逆算して決めましょう。
「物件価格〇〇〇〇万円だから予算OK」ではなく、「月々〇〇万円払えるから、自己資金と合わせて、予算は〇〇〇〇万円」と考えるのです。
優良物件は高額になるのは当然です。その価値があると判断した場合は、迷わず購入するべきですが、無理なローンを組んでまで、購入するのは賛成できません。
住宅を購入するという事は30年、35年と長期のローンを組んでいくことになりますので、しっかり返済できる額を決めましょう。
自分達の住宅ローンの融資額を知るには、以下のポイントを確認しながら、決めていくと上手くいきます。
適正な融資額の計算方法
【原則】:月々の返済額から、逆算して『借入額』を決める 1.将来かかる建物の維持費を把握する…① (※マンションの場合、管理費・修繕積立金) 2.①を考慮して「月々の返済額」を決める…② 3.住宅ローンの返済年数を決める…③ (※最長35年:定年時:65歳の完済が理想) 3.②③の結果から逆算して『借入金額』を算出する (※下記の早見表参照) |
■返済金額別の融資金額比較表
参考:住信SBIネット銀行:0.41%:最長35年 ※上記は返済額に基づく借入額。融資金額をお約束するものではありません。
期間 | 35年返済 |
---|---|
返済額 | 融資金額 |
9万円 | 3500万円 |
10万円 | 3900万円 |
11万円 | 4300万円 |
12万円 | 4690万円 |
13万円 | 5080万円 |
14万円 | 5470万円 |
15万円 | 5860万円 |
期間 | 33年返済 |
---|---|
返済額 | 融資金額 |
9万円 | 3300万円 |
10万円 | 3700万円 |
11万円 | 4070万円 |
12万円 | 4440万円 |
13万円 | 4800万円 |
14万円 | 5180万円 |
15万円 | 5550万円 |
期間 | 30年返済 |
---|---|
返済額 | 融資金額 |
9万円 | 3040万円 |
10万円 | 3380万円 |
11万円 | 3720万円 |
12万円 | 4060万円 |
13万円 | 4400万円 |
14万円 | 4740万円 |
15万円 | 5070万円 |
期間 | 27年返済 |
---|---|
返済額 | 融資金額 |
9万円 | 2760万円 |
10万円 | 3060万円 |
11万円 | 3370万円 |
12万円 | 3670万円 |
13万円 | 3980万円 |
14万円 | 4290万円 |
15万円 | 4600万円 |

住宅購入は金銭マヒに陥る
住宅には、最低でも3,000〜4,000万円台、物件によっては軽く1憶円を越してしまうような値段がついています。
一般的な感覚だと、嫌でも慎重になるような気がしますが、それは最初だけ。
家の検討を始めてしまえば、何千万円の単位の検討になってしまうので、数百万くらい予算が上がっても、何とも思わなくなってしまいます。
何より、現金で購入するわけではなく、住宅ローンを組むので実感もわきません。
いわゆる、金銭的マヒ状態に陥ってしまうんですよね。
管理人の感想
戸建住戸の営業9年間、マンションの営業5年間、様々な物件をお客様に届け、数多くの住宅ローンをお手伝いしてきました。
価格帯としては、3,000~6,000万円台の物件を扱うことが多かった営業時代ですが、資金計画の提案、住宅ローンの紹介、事前審査申込、融資手続き、本契約の立ち合い等は、大切な業務でした。
ご縁をいただいた100家族以上のお客様はもちろん、契約に至らなかったお客様を含め、心掛けたのは「最も条件の良い住宅ローン」を提案すること。
今回は、適正な『住宅融資額』の算出方法についての記事を書きましたが、無理なく返済できる融資額を見つけて頂けると嬉しい限りです。